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私は障害をもっているからフリーランサーを目指していました。

私は障害をもっているため、外で人と合わせて働くことが無理でフリーランサーを目指すようになりました。しかし、正直にフリーランサーを目指す夢を主治医に話すと、しかられてしまいました。色々と迷ったけれど、貯金額をみたら現実に引き戻されて、現在は求職中です。

私は障害をもっているからフリーランサーを目指していました。
Illustration by absurd design (https://absurd.design/)

障害が酷すぎてで働く勇気を失って

何の障害かは詳しく書きませんが、文章から大体想像がつくかと思います。
私は障害でせっかく見つけた仕事も辞めさせられたり、障害持ちで休養してたせいで体力がなくて、せっかく見つけた仕事も1ヶ月で3回遅刻して結構辛辣な事を言われて、アレクサに日付が変わってるのを考えず明日のアラームをセットして4回目の寝坊をして、逃げるようにその仕事を辞めてから、働く自信を失ってフリーランスを漠然と考えていましたが、数ヶ月ウェブデザインを勉強しても成果物が生み出せていません。

薬のオーバドーズを医師に打ち明ける

障害のせいで勉強のエンジンがかかるのが遅く、勉強が終わってないのに薬が切れて不安と焦燥感から鬱状態となって、何とか逃れたくてオーバドーズをしてしまうことを今日、主治医に打ち明けました。主治医は地道に働いてないから、生活の基盤がなくて貯金がどんどん減っていっている不安がベースにある。コンサータ切れて鬱になるのは薬のせいではなく、あなたのベースが不安をコンサータでマスクしてるだけだからダメなんだ。今までの経過を見ているとフリーランスは無理だと思うよ。小学生がサッカー選手になるのが夢だと言っているのと同じだ、地道に働くことが大切で将来の希望なんてなくても良いと怒られてしまいました。薬の処方日数も減らされました。

主治医の言うことはもっともだが

障害者雇用を見つけても、長く続けられる仕事は倍率が高く簡単に落とされる。自分の障害を丁寧に説明したら、誰だって雇いたくなくなる。でも障害者雇用では障害の開示が前提となっている。普通のアルバイトは65歳まで、いや私の場合は障害年金のわずかな額しかもらってないので、75歳とか80歳まで働かないと、現在の貯金を使い果たしたら生きていけない。

もうすぐ誕生日

フリーランスのデザイナーになるのを諦めても、47歳では障害者雇用はなかなかみつからない、主治医はさも簡単に見つかるかのように薦めてくるが、落とされる度に自分の障害を攻める生活をするのが辛い。障害は見方によっては長所になる。私が色々なことに興味をもったり、何時間もパソコンに向かって勉強したり出来る集中力をもっていたり、フォントを大量に契約してどのフォントがウェブデザインに良いか試したりする凝り性を発揮して(お金は無駄にしてるけれど)デザインの細部にまでこだわろうとするのも全部、障害の良い面。フリーランスになると、障害者として周りの人に理解されずに迷惑がられる自分から、障害の特性を活かして自分を肯定出来る自分になれる。

主治医はさじを投げた

あなたは何を言ってもその通りにはやらないんでしょ。自分の好きなようにやるんだから、何を言っても無駄でしょと言われてしまった。確かに私はデザインやプログラミングのアイデアが出せずにいつも苦しんでいるし、これまで勉強したことは結果に結びつかなかった。でもAIを2つのサービス契約までしてるのは、AIが苦手な部分は助けてくれるからだ。これからはAIに頼って結果を出せば良いじゃないか。確実にAIはアイデアを出すのにも使えるレベルまでここ数年で進化してきている。2年前まで勉強してたバックエンドプログラミングが一つしか成果物を作らないで終わったが、2年間でAIは物凄く進化した。

成功するのはほんの数パーセントの世界

フリーランスになろうとする人は沢山いるが、成功しているのは恐らくその数パーセントだろう。だから主治医が止めるのには最もな理由がある。でも今まで障害のために仕事で鬱になったり、辞めさせられたりした歴史を振り返り、障害者雇用なら大丈夫だと言えるだろうか。障害者雇用はそもそも、周りの障害者と同じぐらいのスピードと正確さで仕事をすることを求めている。しかし、私は8時間労働したら1ヶ月で4回遅刻するぐらい疲れやすい体で、仕事も遅い。そんな人はどこに行っても辞めさせられるのではないかと考える。だから、その仕事を逃げた時に本当に外で人と合わせて同じ時間で働く自信を失った。

後日談

私は自分の貯金額と自分の抱えてるローンを全て計算して、老後の資金には手をつけないという判断をしました。そのため、フリーランサーになるのは諦めざる得ませんでした。5月17日現在、アルバイトで週5日8時間働ける仕事を探し応募済み、障害者雇用を見つけるのには非常に時間がかかるため、今すぐ収入を補うために障害はオープンにせずに働こうと考えています。