Hiroaki Satou profile image Hiroaki Satou

プロのフリーランスデザイナーになるのは諦めました

フリーランスデザイナーを目指し、自己投資を続けてきた筆者が、ローン残高や生活費の現実を受け入れ、老後資金を守るために深夜勤務の仕事へ切り替える決意をした記録です。 精神障害による通院・服薬・体力低下などの制約の中でも、「週5日働いて生活を立て直す」選択をした理由や、夢と現実のバランスの取り方、趣味としてのデザインの継続など、ライフスタイルを見直す具体的な判断が綴られています。

プロのフリーランスデザイナーになるのは諦めました
Photo by Fujiphilm / Unsplash

計算したらもう貯金の残高が限界だった

今日、現在組んでいるローンの残高を全て払い終わったあとの貯金の残高を調べてみました。30万円でした。そして私には老後資金としてとってある数百万の貯金があるものの、障害年金を貰い始めてから国民年金を控除してもらっています。つまり老後も障害年金の年齢相当額、おそらくは7万8千円前後の収入しかありません。80歳までの寿命があって、60代まで働き続けることが出来たとしても、70代で雇用先を見つけるのは極めて難しいので、この数百万は絶対に手をつけずに老後資金としてとっておくべき貯金だとChatGPTに止められました。

デザイナーになろうとしてからローンを組みすぎた

私には今月のカード支出も含めて67万のローン残高があります。このペースでローンを返しながら生活を続けていくと、1ヶ月半で残りの貯金も使い果たしてしまいます。この現実を受け入れた時に週5日8時間働かないと生活が続かないという事実をつきつけられました。でもghostブログは年額で契約したほうが安いし、protonmailは誕生月で安くなっていたので年間契約してしまいました。ChatGPTがClaudeよりも進化した機能をもつようになって両方課金するか迷っています。無駄遣いは止まりません。

深夜の時給が良いアルバイトを数ヶ月続けることから

今の支出額から、もう一度負債を返して貯金を始めるには少なくとも月20万の収入が必要です。その月の生活費を確保するだけでなく、10万はローンの返済をして貯金を復活するのに必要だからです。しかも、障害者雇用は落ちまくっているので、一般雇用でクローズド働かないといけません。仕事を辞めさせられた時のリスク、障害者年金を一般雇用で働けるなら必要なと判断された時のリスクを考えると、障害年金は貯金しておくのが懸命です。

深夜働いて自分の障害の二次障害が発症しないか

私はデザインの勉強をしていた時には治まっていた二次障害のリスクを最も危惧しています。主治医も深夜働く事を止めています。しかし私は今すぐお金が必要で、そのため直ぐに採用してもらえる仕事は、人手が不足しがちな深夜勤務しかないと考えています。しかも私は薬を色々と服用して精神状態をコントロールをしています。昼間起きて病院に行く日に深夜起きているリズムが崩れないかのほうがよっぽど怖いです。

趣味としてデザインはいつでも続けられる

私は薬の副作用が非常に強い倦怠感をもたらすため、一日12時間の睡眠を必要としています。昨日は17時間寝ました。だから仕事の日にデザインの勉強をすることは諦めています。しかし、この間に身につけたプログラミングやデザインのスキルは趣味として休みの日に続けることで、私に生き甲斐を与えてくれるものとして続けることが出来ます。仕事にするために結果を出さなければいけないという重たいプレッシャーから解放されて、結果を出すのはいつでも良いから、自分の楽しいと思えるデザインの勉強を続ける事が出来ます。医師の言ったように地道に働くことで、寿命まで生き続けられる可能性を見つけるのです。

もし障害と仕事が合わなかったらどうするか

どんな仕事でも構わなければ50代でも60代でも仕事はあります。まずは仕事をして我慢して続けてみる。目覚ましをかけて薬がもたらす睡眠のズレを毎日リセットし続ける、それが最初のハードルです。そしてここ二年半ほどの看護師を辞めてから3ヶ月以上続いた仕事ないという状態で落ちた体力を取り戻す必要があります。向いているか、向いていないかを考えるよりも、仕事を続けられる睡眠と覚醒のリズムを作り、体力を仕事をしながらつけていくこと、それが何よりも大切になります。それが確保できないうちに向いていないかどうかを考えても仕方ありません。

面接や履歴書の経歴に不安がないわけがありません

正直、面接で体力はありますかと聞かれたら不安です。薬が効いている間の食欲の減退のため、誰が見ても明らかに痩せ細っていて体力があるように見えないからです。ですから面接での反応が悪かったら次の仕事を直ぐに探し始めるつもりです。仕事探ししてる間に貯金がなくなったら、老後資金から50万移してまた仕事を探します。今の私に必要なのは働いて80歳まで生きられる貯金を保つこと。美味しい御飯が食べられていること、寝る時間がちゃんと確保出来ている最低限の幸せを保ち続けるしかありません。フリーランサーになるという希望は現実的には無理だと判断しました。